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フェラーリ F50（1995〜97）

フェラーリ創立50周年を記念して1995年（実際の50周年は1997年）に発表された同社の最高峰モデル。創業40 周年記念のF40（1988年）が「公道を走るレーシングカー」だったのに対して、F50のコンセプトは「公道を走るF1」。F1用3.5リッター V12・5バルブをベースに、主としてストロークアップで排気量を拡大した4.7リッターV型12気筒（520ps・48.0kg-m）を、市販フェラーリ初のカーボン・コンポジット製センターモノコックにリジッド・マウント。前後ブレンボ製4ポッドキャリパーブレーキもコントロール性を重視してノンサーボとするなど、F1さながらのリニアな操縦性を追及しています。

ルーフの着脱に時間はかかりますが、フォーミュラカーのようにオープンキャビンとすることも可能です。V12時代のフェラーリF1を擬似体験できる無二の存在。極めてスパルタンなスペシャルモデルです。総生産台数はF40（1300台余）より圧倒的に少ない349台です。（2006.11）

Specifications : 諸元

1995 フェラーリ F50
■全長×全幅×全高：4480×1986×1120mm ■車両重量：1230kg ■エンジン形式：65度・V型12気筒・DOHC・5バルブ ■排気量：4698cc ■最高出力：520ps／8500rpm ■最大トルク：48.0kg-m／6500rpm ■トランスミッション ：6MT ■最高速度：325km/h ■95年当時の新車価格：5000万円（消費税含まず）
（価格は日本での正規販売価格です。年度や仕向け地によって、スペックは異なることがありますので参考値としてください）

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